世界で最も危険な国、5選 危険な国ランキング

現在、国際連盟が加入を認めている正式な国家は200近く存在しているが、そのなかでも半数以上の国が実に先進国とはかけ離れた暮らしを強いられていることも事実である。

今回はそんな国々の中でも、特に深刻かつ危険な状態にある国を、飢餓や経済に着目して紹介していく。

1 アフガニスタン

アフガニスタンは世界幸福度調査において、ここ数年何度も最下位の137位になっている、世界的にもかなり有名な貧困国であり、その原因には、タリバンと政府間の争いや、マラリア、デング熱の流行があげられる。

そもそもアフガニスタンは世界屈指の貧困国として、下のハンガーマップ※どの国がどれほど貧困か、という指標においても、国土全土が最も危険な状態である赤色に染まっている。このような国はほかにはなかなか存在しない。

飢餓の状況では、いま最も危険な評価を受けているといってよい。下のデータにも示される。

※very highは、40パーセントの国民が国連の定める飢餓状態に陥っていることを示す。

引用元https://hungermap.wfp.org こちらからすべての国のハンガーマップをリアルタイム視聴可能

日本はほとんどの地域でVery lowとなっていることがわかるだろう。アフガニスタンと同等の国は、ほかにギアナなどが見当たるが、それ以外はほぼ存在しない

2 ブルンジ

ブルンジという国名を聞いてピンとくる人は果たしてどれくらいいるだろうか。             

アフリカに存在するこの小さな国家もまた、ある観点で最悪の評価を受けている。

pixabayから引用

中央部分に小さな丸い国が二つ縦に重なっている、その下側がブルンジである。

ブルンジはアフリカ最貧国の異名を持つ。2016年、ギネスワールドレコードは、ブルンジを世界最貧国家として掲載し、今でもその貧困は極限を極めている。

つまり経済面では最悪の評価を受けているのである                                                      

その平均年収は11万6000円相当しかない 国民のほとんどがその金額で一年を乗り切る。            

当然GNI国民総所得は最下位を記録した

GDP国内総生産でも最下位を記録している                              

国民総所得と国内総生産という国家経済を見るうえで最大の2つの資料で最下位である。

③ エリトリア

世界では基本的に民主主義国家が多数を占めているが、中には政治体制が絶望的なことで有名な国家も存在している。

そのなかでも特に特異な状態であるといえるのがエリトリアであり、               

人権、政治混乱の点で見るとおそらく最悪である

この画像でいう、サウジアラビアの左下あたりの小さめのいびつな国である

そもそもエリトリアには政党が一つしか存在していない。つまり権力集中の独裁体制に等しい。           

そのこともあり、独立以来議会が存在したことと、選挙が行われたことは一度もない。                        

そしてエリトリア現大統領は実に30年近くその座に君臨している

その政治がなぜこれほどまでに低い評価なのかとしては                              

①メディアが国家による監視を受け、自由な報道機関が存在しない。                       

②国民は全員公務員であり、共産主義を強いるような形になっている。                        

③裁判に公正な手続きは存在せず、拷問、不当逮捕が可能、処刑も手続きが不要               

④男女強制の徴兵制度 

⑤イスラム教、キリスト教以外の弾圧とデモ活動の禁止

の5つがあげられる、特に報道に関しては、外国人記者の立ち入りを禁じているとも噂される                   

国際連合人権理事会はこの状況を人権蹂躙と厳しく非難した

④ジャマイカ

ジャマイカはウサインボルトやヨハンブレークなど陸上が強いことで有名だが、ある指標では最悪の評価を受けている。

それは殺人発生率である。この国は10万人のうち52人が殺人により命を落とす。

二位のセントルシアが30人台であることを考えればいかに異常な数字かがわかるだろう。                    

さらに日本に置き換えれば、今までの220倍の殺人が起こることになる。              

どうしてこの国だけ異様に殺人件数が多いのだろうか。

そこには殺し屋職の蔓延がある、ジャマイカでは殺し屋産業が盛んになってきており、近年その勢いは止まることを知らない、実際ジャマイカがここまでの殺人率を記録したのは近年のことであり、それ以前も殺人は多かったが、簡単な気持ちで人を殺すことができるような状態が広がっているようだ。

当然ながら、麻薬や闇取引などが行われるような場所では、殺し、いうのが重要なキーワードになってくる、罰として殺す、邪魔だから殺す、殺したいから殺す、殺す理由が増える

コロンビアやエルサルバトルといった国々でもそれは顕著だったわけで、ジャマイカでもそうなり始めてきたということである。

ちなみに1990年代から2000年にかけてはコロンビアが完全に殺人率最多を独占している      

そして殺人率トップに最長期間存在したエルサルバドルは、最高記録150人を記録した。

※日本の670倍

⑤ナウル

下の画像を見てほしい           引用o-danより

最後は少し変わった切り口から国家を見ていく

ナウル共和国はオセアニアの小さな島国で、パプアニューギニアやツバル、サモアやフィジーのようなイメージを持ってもらって構わない。だいたい画像の通りである

ほとんど知られていない国だが、なぜこの国を取り上げたかというと、その根本には失業がある

この国は世界最悪の失業率を誇る。その率なんと90パーセント

つまり国民はほとんど働かない、怠けているのである、そのため経済という概念自体が存在せず、国防や食料は、ほとんどがオーストラリアによって賄われている状態である

なぜこのようになったかというと、かつてナウルではリン鉱石が大量にとれた、そのため国民のほとんどが荒稼ぎする状態であったのだが、しょせんは限られた資源、枯渇したのである

そうなると知らずに掘り続けてしまったため、国民がやることがなくなったのである。

世界の国々は、様々な理由で危険といわれていて、今もその現状は続いているのである

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